第五世代リンガルブラケット (舌側矯正で「見えない」矯正治療)

第五世代リンガルブラケット

今日は第5世代マルチリンガルブラケット(フジタメソッド)について

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このブラケットは裏側すなわち舌側から治療のために開発されたブラケットの最新のものです。1960年代の後半からこのブラケットの原型はスタートしています。第五世代とは5回の改良をへたブラケットという意味です。

藤田先生が開発したこの方法は世界的には1979年にアメリカ矯正歯科学会誌から始まります。藤田先生は当時歯科大学の助教授であったこと、企業と組むことを拒み、宣伝等を行いませんでした。それは今も同じです。そのために舌側矯正と言ってもこのブラケットを使用している先生は極わずかです。

しかしこのブラケットにまさるブラケットはないと考えられます。まず2つのスロット(溝)を有します。上下2段の溝は世界の私が知る限りこのブラケットだけです。上の溝は患者さんがお口を開けた時にメインアーチワイヤーを簡単に装着できます。下のスロットは現在はどのブラケットにも付いている横溝です。横溝だけのブラケットというのが普通です。

そしてもう一つ重要なのはこのブラケットの製作データです。日本人の正常咬合者からとったデータによって作られています。皆さんが知っているブラケットの大部分は白人を基準に製作されたものです。白人は頭の形が長細くこれを長頭形と言います。それに対して日本人は短頭形です。歯列はこの頭の形と相似だと以前から言われています。従って日本人の顔に白人の歯列ということになります。ただ悲しいことに日本人は外来から来たものを好む傾向にあります。しかしアメリカではほとんど行われていません。また世界で最初に治療を始めたのは藤田先生です。

ブラケットの形は治療上大変重要です。このブラケットにはすでに30年の歴史があります。またこれからも私たち現場の意見を聞いて変化していきます。改良は簡単ではないでしょう。でも藤田先生に直接お話をすればそれを反映した形にしてくれます。これも企業ではないゆえの速さがあります。

私が小学校のときからこのブラケットの原型が始まっていることに先人達に感謝いたします。今はこの2つのスロット(実際には縦にも溝があるので3つの溝をもつブラケットです)を自由自在に使いこなしperfect invisible treatment(完全に見えない治療)を目指します。藤田先生は今年退職されました。

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