2007.04.18
シカゴには2002年からちょうど1年。イリノイ大学の矯正科に主人が留学した。シカゴと言えばアルカポネですが、実はこのシカゴにはイリノイ大学歯学部 に1950年代から1960年代のブロデイ、上顎骨前方牽引装置のハス。そしてバイオプログレッシブセラピーという診断学と治療学を確立したリケッツ。そ して今なお世界の矯正会のドン、TMグレイバーがいます。そして教授はハーバード出身のクールな女性、エバンスとそうそうな面子を揃える全米きっての矯正 科です。おそらく日本の矯正医で知らない人はいないはずです。でも今日は堅い話だけではなくシカゴに行ったら是非、ピザを食べることをおすすめします。 ジョーダノスのピザは有名です。モッツラレチーズのピザはチーズケーキより厚いのです。私と友人、最初に名前を忘れたがアスパラガスやマッシュルームのフ ライを頼んでしまい、その後出てきた最小のピザを一切れしか食べれませんでした。凄いこれは。そしてもしシカゴに行ったら是非行ってほしいのは美術館で す。なんとあの午後の紅茶の宣伝でおなじみスーラの巨大点描画、そしてルノアールが多数あります。美術館は最高です。わが日本の誇る浮世絵や安藤忠雄の部 屋なんかあったりして。しかし安藤忠雄の部屋は薄暗くだれもいないと思ったら中の柱に黒人の警備がもたれて寝ていました。その他にも科学博物館には黒人の 死刑囚の女性の輪切りの標本があったりして少し気の毒。実は私特に人の標本を見ると“ズンっと来てしまう”何で??そしてこの人は標本になるために生まれ たのではないという思いが生まれるのである。人生最後のゴールが標本これはつらい。しかも黒人女性。これは厳しい。本当に木の気の毒な感じがして、いつか 彼女を墓地に寝かせてほしいと願うばかりである。これを制作したのはロヨラ大学の医学部の解剖学教室とある。じつはシカゴは300万人年で以前はセカンド シテイ、風が強いのでウインデイシテイと呼ばれた。今はセカンドシテイはロスに譲った。このシカゴにはかつて目抜き通りマグニフィセントマイル(もっとも 魅惑的な1マイル)という大通りをはさんでロヨラ大学、ノースウエスタン大学と2つの歯学部が存在した。しかし、そのすべてが近年閉鎖された。とくにノー スウエスタンは矯正でもノースウエスタン法など有名で日本の歯科医も多くの方たちが留学した。北海道医療大の急死された松田歯学部長も留学されておりシカ ゴに行く前に懐かしい思い出についてお話を聞く機会を得た。大変惜しい方を亡くした。結局シカゴにはイリノイ州立大学シカゴ校だけが残った。アメリカの合 理的な考えには驚かされる。採算があわなければ容赦なく閉鎖である。日本はいまだ歯学部閉鎖という話はないが何とか人数削減で維持できている。歯科界の将 来は明るいのだろうか?それともアメリカのあとを追うのか興味のあるところである。わが主人ちょうどシカゴに行っている間にイギリスの矯正歯科学会誌 Journal of Orthodonticsに投稿した論文がエバンス教授の目に留まりリンガルブラケットについてこのリケッツルームにて講演することを依頼された。シカゴ にはリンガルブラケットはないそうである。主人の講演は大好評だったと本人の弁である。一生の思い出になったと大喜びだった。このたびシカゴも東京が立候 補しているオリンピックの候補地に立候補した。私としては東京で100メートル短距離走を見たい。いかに人間が早く走るかを見たいのである。シカゴには悪 いが遠慮してほしい。