2009.03.22
歯科医院の数がコンビニエンスストアの数を超えているそうです。まさかコンビニに行く感覚で歯科医院に治療に行く人はいないでしょう。
医科は数を減らしたために現在は医師不足が起きている。しかし、歯科医療の場合はどうかといえばメインの虫歯は予防とブラッシングの浸透で明らかに数が減少している。今後扱う疾患の数の増加は考えられない。数を減らさない限り歯科医師の過剰供給が続く結果になる。
私のことだが以前は医者になるか歯医者になるか考えた時代もあったが今は大きく水をあけられたどころではなく、歯学部の定員割れまでが心配されている。さて、昨日ある教授の就任祝いに出席した。臨席した先輩の先生からは娘さんを歯医者にするかという質問があったが、今のところ考えられない。本人次第であると答えた。将来の展望のない分野に正直進んでほしいとは思っていない。その先輩の息子さんも歯科の世界には進んでいない。
良質な歯科医療を提供するにはやはり適材が必要である。歯科医の2世だからと言って適材とは限らない。歯科医には医師とはちがい手の器用さや丁寧な仕事など物を作るようなセンスが必要だと思う。娘がそれにむいているかという疑問はある。自分で切り開いてほしい。
魅力のある仕事には人が集まる。そこには発展もあると思う。今の歯科界に過去の光が消えようとしているようなことを感じた。就任祝い自体は大変立派なもので懐かしい顔もいくつもあった。こうした会に負けないような盛り上がりがあることを期待する。
医院間の競争は良質の医療を提供するとこととはすぐには結び付かない。コンビニがそのサービスを競うように私たちも切磋琢磨しなければならない。しかし、美容院やコンビニとは違う競争をしなければならない。それは勘違いしているようなところがある。医術や技術での努力は歓迎されるところだしの患者さんも私も望むところである。
なんだか偉そうなことを書きました。しかし将来のことを心配しない歯科医は今いないでしょう。私もその一人だと思って読んでいただければ幸いです。