診断と事件物 (アイ矯正歯科クリニック院長日記)

診断と事件物

2009.05.05

ゴールデンウイークと言っても何をしているわけもなく体を休めることと家族と過ごすという時間がもてるということです。前半は大洗濯大会でした。


レンタルDVDを借りて来ました。最近よくします。

“長い長い殺人” “相棒” “容疑者Xの献身” などです。

さてこれが診断とつながります。うっそ~っと思いますか?

矯正医はなぜこの歯並びになったかを深く考えます。

なぜ起きたかというのはどうやって治療するかにつながります。

話し方や発音の仕方、嚥下の仕方、顎の動きや筋肉の強さなどを判断します。

患者さんとお話している間にすべて判断します。なにげないそぶりをしっかり観察します。

時には待合室でのお母さんとの会話なんかもこっそりと観察します。

歯科医の前では本当の姿を見せるかどうかわかりません。

私なんかも先生の前では緊張してしまいます。“どこもわるくありません”なんて言ちゃいそうです。

最近の日本映画はおもしろいです。中々犯人がわかりません。難しいです。

もちろん不正咬合の犯人はちゃんと見つけ出します。

犯人の背景や人間模様は“現実は小説より奇なり”でしょうか。

福山雅治さんのガリレオシリーズなんておもしろいし、あの雰囲気がいいですよね。

他のことには興味がない。うちにもそういうのが一人います。

矯正以外興味がない。裏側矯正マルチリンガルブラケット以外興味がない。

めづらしい人です。あけてもくれてもです。もちろんゴルフもしません。無趣味です。

最近は遺伝性疾患でその原因遺伝子がわかりはじめています。多くは今まで確定診断のないものでした。どうやって決めていたかといえば家族歴や症状です。その症状も多岐にわたり程度も違います。

これを知らないと治療を間違えます。そういった方の矯正治療も保険の適応になっています。Runx2/cbfa1だと膜性骨化に異常が、Sox9だと軟骨性骨化に異常が考えられます。それぞれ歯並びにも大きく影響しています。

こういうのを勉強するのは大変ですが、多くの研究者がつきとめた原因遺伝子を活用してあげないといけません。その遺伝子が何をしているか?これは重要です。日々発見されています。アンテナは歯科領域を超えて高く出しておかなければいけません。

更正医療機関・育成医療機関の認定医療機関であるアイ矯正歯科はこうした遺伝性疾患や先天性疾患、口蓋裂などを保険で矯正治療できる許可を得ています。手術が適応な下顎前突、上顎前突も含みます。


“原因をさぐる”ということでDVDもおもしろいです。しかし犯人をいつもはづして家族にバカにされています。

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