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先天異常に対する知識は必要です。

私たちアイ矯正歯科は更生医療、育成医療機関の特別な資格を国からいただいています。従って矯正治療を病名によっては保険で行うことができます。リンガルブラケットだけではありません。

 

さてこの法律は唇口蓋裂患者さんの会が参議院を動かし制定されたすばらしいものです。

 

しかし、先日主人たちのグループが発表した一人の両側性唇顎口蓋裂患者さんは実は21才になるまで矯正の専門医の治療を受けたことがありませんでした。

 

なんと唇だけ出生時に閉鎖手術をしただけでどこで物を食べていたのだろうか?

あるいは、口元にかなりのストレスを受けて成長されたのだろう。

お気の毒な状態でした。

 

まずは入れ歯に矯正装置を組み込んだものから治療を始め、合わせて5回ほどの手術をして回復しました。

 

しかし、なぜこのままだったのでしょうか?彼が生まれてしばらくして保険の導入になりました。

 

発表時座長の先生が、自分たちの大学でも調査したら15%程度の人が治療を受けていなかった。

それには驚きました。コメントを付け加えられました。

 

確かに。ではなぜ?

 

もう一つこういった経験があります。

 

鎖骨頭蓋異骨症の患者さんも初診が21歳でした。

この方は女性です。

 

第一大臼歯(6歳臼歯)を除くすべての歯が乳歯でした。なぜ?

 

鎖骨頭蓋骨症は典型的症状では鎖骨が形成されません。

頭蓋冠の泉門も閉鎖しません。

この2つは外骨化といって、簡単に言うと表面に出たような骨になります。

あとはすべての骨が内骨化なのです。

 

外骨化になぜ強く表れるかはわかりませんが1997年のCellという超一流のジャーナルに、

Runx2/cbfa1が候補原因遺伝子であると発表されました。

これは骨形成に関わる重要な遺伝子です。

 

彼女は病院に行っていましたが歯科医には行かなかったそうです。

 

なぜ?

 

この2つの疾患のキーはなんと学校検診にあります。

義務教育では一年に一度歯科検診を受けています。

そこでは"すべてが乳歯だね"と指摘されても、それ以上の指示はなかったそうです。

 

ということは、・・校医の見識によるのでうはないでしょうか?

 

もし校医が矯正の専門医なら保険で治療できること、すぐに矯正医に行くことを勧めたはずです。

 

上記2つの疾患は知育の発育には問題がないので社会生活は十分送れます。

でも、本人たちにとってつらい日々があったのではないでしょうか?涙。

 

今、分子生物学や発生学が大変盛んになり、候補遺伝子が同定されつつあります。

 

私たちは知らないではすみません。

 

アンテナを高くして多くの情報を得て勉強していきます。

 

現在認められている先天異常は以下のようです。

・唇顎口蓋裂、第一・第二歳鰓弓症候群、鎖骨頭蓋異骨症、クルーゾン症候群、

トリーチャーコリンズ症候群、ピエールロバン症候群、ダウン症候群、

Russel-Silver症候群、Bechwith-Wiedemann症候群、

尖頭合指症、顎変形症。

です。唇顎口蓋裂を除けば稀な疾患です。

しかしご本人にとっては大きなこと。

 

きちっとした知識とアドバイスができるように日々の学習は怠りません。 

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2016年8月

 
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